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すでに各所でBlog, SNS, Youtubeなどがアップされていますが、先日“WONDER HOPPER”なるイベントが開催されまして。
WONDER HOPPERとはEarly BirdsのケイタさんとCirclesの木村さんによる新企画で、ライド / 食 / 地域 / 人といった要素を織り交ぜたイベントとのこと。
その記念すべきVol.0に嬉しくもお誘い頂けて、二つ返事で参加を決めたのでした。
Circles
WONDER HOPPER Vol.0の会場となったのはVISON内にある本草研究所 RINNE
VISONというのは三重県多気町にある、日本の食・文化・アートが集結する巨大な商業リゾート施設。
実際に行ってみるとそのスケールに圧倒されます。
RINNEさんはそのVISON内にある和草茶のカフェと心地よい暮らしにまつわる品を集めたお店。
ガラス張りの店内からは多気町の美しい景観を楽しむことができます。
ホッジポッジからRINNNEさんまでは車で約2時間30分。
Google Mapのナビゲーションでは下道で行くのが最速のルートでした。
早起き苦手な店主は前日夜に道中の道の駅 茶倉で車中泊。
我らが道の駅 ちはやあかさかは日本一かわいい道の駅と言われていますが、道の駅 茶倉も負けず劣らずのかわいさでした。(残念ながら、この日は休業中)
櫛田川沿いにあり、川辺の美しい風景を望むことができます。
ちょっと本題と逸れますが、自転車を車載するうえで便利なアイテムがあったので軽くご紹介。
こちらはねじ止めであらゆる場所に取付可能なフロントフォークホルダー。
QR, 12/15mmスルーに対応するアダプターが付属するので、これ一つでほぼ全ての自転車に使用可能です。
車に積む際は適当な木材にねじ止めしてあげましょう。
こういうDIY製品は工夫次第で使用用途が広がるのが魅力ですね。
もう一つがこちら。
FUN ENGINEERING Wheel Mate
以前お客様に頂いたものなんですが、これが意外と便利。
外したフロントホイールをリヤエンドに取り付けた金具に固定できます。
省スペースにもなるし、自立させることができるので車載や輪行の際に大変便利。
しかし残念ながら廃盤商品で現在は手に入りません。
裏側に貼られたバーコードを見て、もしや!?っと思って調べてみたら、やはりモトクロスインターナショナルが代理店をしていたようです。
このような用途でQR/スルーアクスルに対応するものがあれば需要ありそう。
自転車を積んでの車中泊ができれば、遊びの幅が一気に広がります。
ご興味ある方はぜひチャレンジしてみてください。
さて話を戻しまして、WONDER HOPPER。
会場に着くと久しぶりに会う人や一緒に遊ぶのは初な人もいて、これからはじまる一日への期待感が膨らみます。
WONDER HOPPERはケイタさんの作る朝食ではじまります。
この日の朝食に使用されたパンは特別なもので、会場に向かう直前に焼き上げられたのだそう。
ロケーションも相まって、いつも以上に美味しくいただきました。
朝食を堪能した後は各々のペースでライド開始。
多気町はお茶の生産地で美しい茶畑が広がります。
千早赤阪村は杉林が多いですが、多気町ではあまり杉の植林がされておらず、様々な表情を見せてくれます。
宮川の渓相も美しく、川をまたぐ橋もまた趣がありました。
南河内エリアはアップダウンがきつく、登ってるか下ってるかということが多いですが、多気エリアはフラットに走れる区間も多く、景色やサドルトークを楽しみながらペダルを回します。
昼食はケイタさん/木村さんおすすめのまるたんぼうで取りました。
店主は満腹A(エース)セットをいただきました。
ごはんはおかわり自由です。
昼食を済ませたら、瀧原宮にお参り。
瀧原宮は元伊勢といわれる神社で、伊勢神宮以前に天照大御神が祀られていた場所。
今も皇大神宮別宮として天照大御神の御魂が祀られています。
ここで今回のノベルティであるtade quiさんのお守り守りが活躍。
お守りというのは日の目を見ないと効果が半減するそうで、こちらは半透明のCordura Ripstopで作られています。
高強度かつ防水性が高いので、雨や汚れからお守りのご利益を守ってくれるとのこと。
夜間の安全性も考慮してリフレクターも付いていたりで、ナイスなアイテム。
ノベルティにもイベントをより楽しむためのギミックが凝らされていました。
お守りをゲットしたら、RINNEさん目指してペダルを進めます。
走行距離60km、獲得標高約900mと走りごたえは十分。
ロングライドが初めての参加者もいたようですが、全員がノートラブルで無事完走。
ゴールしたら支度してお風呂へ。
お風呂はVISON内の本草湯にて。
施設内や周辺の薬草畑の薬草を活用し、季節ごとに様々な薬草湯に入れるとのこと。
露天風呂から眺める景色も良く、疲れた体に染みります。
さてお風呂でさっぱりしたら、お待ちかねのディナー。
ディナーは三重の亀山で地元の野菜を中心に使った料理を出すレストラン“ ひのめ ” を営む上谷朋大さんのコース料理。
上谷さんの料理は食材の旨味を生かした優しい味わい。
ひとつひとつの食材が持つエネルギーを感じます。
野菜中心ということもあって、お腹いっぱい!って感じではないんですが、気持ちは満たされていきます。
食後に上谷さんから“家に帰ったら好きな物を食べてください”という言葉があったんですが、不思議とこれ以上なにか食べたいという気持ちにはなりません。
どうやら食事ってやつは気持ちが満たされれば、お腹いっぱい食べなくても良いらしい。
さらに感動したのは、普段自転車に乗らない上谷さんが“自転車に乗った後にどんなものが食べたいか?”を知るために実際に自転車に乗って今回のコース料理を考えた、という話を聞いたとき。
“天”という漫画で赤木しげるが
“この世で一番うまいものをしってるか?”
“この世じゃ人の心が一番うまいんだ”
“料理だってそうだろう 作り手の心がこもるからうまい”
というセリフがあるんですが、正に作り手の心がこもった料理とはこういうものを言うんだなと。
ケイタさんの朝食にはじまり、ライド~ディナーに至るまでこの日一日が最高の気持ちで過ごせたのは作り手の心がこもっているから。
僕も遊び道具や遊びを提供する者として、自分もそうでありたいと強く思って多気町を後にしたのでした。
まだはじまったばかりの新しい試み“WONDER HOPPER”から今後も目が離せません。
皆様も是非お見知りおきください。
WONDER HOPPER
https://www.instagram.com/wonder.hopper/