リム
ホイールの外側・輪っかの部分。
リム幅によって使用可能なタイヤ幅が決まる。
ハブ
ホイール内側の回転軸部品。フレームのエンド幅の規格に合わせる必要がある。また、スプロケットの規格によってフリーボディの形状が異なる。
スポーク
ホイールの針金みたいな部品。
ニップル
スポークを固定するナットの役割をする部品。ニップルの閉め具合によりスポークテンションを調整する。
そしてホイールを決める際に重要となるのは
・用途
・完組 or 手組
・リム幅
・エンド規格
です。
GORILLA MONSOONのホイール選びで注意すべき点はリム幅とエンド規格の関係性。
使用したいタイヤにもよりますが、2.4″クラスが履けるリム幅かつ、ロード/グラベル系のエンド規格である
・フロント12 x 100mm
・リヤ12 x 142mm
のハブを選択する必要があります。
さて、まず用途ですが、今回は旧道や古道を対象とした峠越え。要はパスハンティングですね。
パスハンティング
日本独自の自転車形態で旧道、古道 、廃道 などを対象とした峠越えを楽しむ。
続いて完組ホイールか手組ホイールか。
完組ホイール
メーカーで組み上げられたホイールのこと。リム・ハブ・スポーク・ニップルのトータルバランスを考慮して設計される。
完組ホイールは構成部品を専用設計することにより、軽さや剛性、エアロ効果などに特化したホイールを作ることが可能です。
その反面、専用パーツで構成されることが多く、メンテナンス性は悪くなります。
専用工具が必要になったり、補修部品の入手性も悪くなるので、この点は大きなデメリットかと。
手組と比較すると修理代も高くつくことが多いです。
手組ホイール
リム・ハブ・スポーク・ニップルを個々に選び、お店でホイールを組み上げる。
逆に手組ホイールの場合はメンテナンス性の高さが最大のメリットと言えます。
手組で使用するリム・ハブ・スポーク・ニップルは汎用性があり、入手性が高いのが魅力です。
また、個々のパーツをチョイスしてホイールを組み上げるので、用途に合わせた自分好みのホイールを作ることができます。
今回のGORILLA MONSOONのように特殊な規格のホイールも手組なら選択肢が広がるわけですね。
カラーバリエーションのあるパーツを選んで色合わせを楽しめることも魅力のひとつです。
完組か手組かはオーナー様の用途や予算に応じてお選びするところですが、自転車を直す側としてはメンテナンス性の良い手組ホイールをおすすめしたいところ。